CRとCRに苦戦中。
明け方力尽きて、さっき目を覚ましましたin台所。
睡眠時間が短くて済むのは良いんだけど、この疲労感が殆ど抜けないのはヤバい(睡魔だけ退散)。

悪戦苦闘の原因は98CR125Rの

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コレと

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コレ。

左ケース側のスタッドボルトとノックピンが結構酷い状態だったので「せっかく新品スタッドボルトとノックピンをお客さんが用意してるんだし、いずれ大変な事態になりそうだからベアリング入れる前に交換しとくか・・・?」と思ったのが運の尽き。大変な事態って今さ!(ポコ少年Jojo)。

ノックピン
→全く外れる気配なし、ラスペネさん投入ダメ、錆除去剤注入ダメ、ウォーターポンププライヤーでエイやっと掴むとボロボロと崩壊・・・(前後とも)。

しゃーないスタッド先に抜くか・・・
→前側はスタッドボルトリムーバーで何とか取り外したけど、後ろ側はビクともせず・・・。んで、作業してる内にスタッドのネジ山部が崩壊してリムーバーが噛まなくなる(CRのスタッドはネジ部がケース端面付近まで有って、元々リムーバーの掛かりが悪い)。スタッドとリムーバーの間にステンレスの薄板を挟んでみてもダメ。ダブルナットなんて1番最初に試した(リムーバーで外せなかったくらいだから結果はお察し)。

結局スタッドは深夜0時を過ぎた頃にナット溶接して抜き取りました。
んで、ノックピンのテンションを抜く為にリューターで内側からチマチマと削って肉厚を落として、ベアリングリムーバーを掛けてスライドハンマーで前側のノックピン取り出しに成功。

「よし、次は後ろのノックピンを抜き取ろう」とリムーバーを掛けて、スライドハンマーでコツーン、コツーンと・・・

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リムーバー砕けました。
同時に俺の心も砕けちまった。

今日はこれ以上無理だ・・・

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「激闘の果てに」な図。

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まぁ、少し頭冷やしてから除去するか。
外せるのは間違いない。

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99CR125Rケース作業は完了。

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99のカウンターシャフト側ミッション、完成。
分解洗浄して、新油とグリス使って組み立て。サークリップは分解したら必ず新品へ。

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98カウンターミッションも同様。

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メインシャフト側はどっちもドッグ変形箇所を修正してから組み直しました。

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混ざるとイヤなので、年式をメモして順次養生しつつクランクシャフト確認作業へ。

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この頃のCRクランクは中空構造なんで、銅ハンマーで修正は出来ないんだよなぁ(普段出してる内燃機屋さんにも断られたのは同じ理由)。なのでウチでいつもやってる最終仕上げ作業は無し(測定作業のみです)。
軸受の傷を磨いて取る作業はするんですが、これはどっちかと言うと測定結果を安定させるのが目的(副次的に組み付け時と、その後の対策)。

このタイプのクランクで芯が出る様に組むには、組立時に精度を出せる治具が必要です。
YOUTUBE動画でそんな風景が映ってるのが有るんで気が向いたら探してみてくだされ。ヒントはKTMの工場風景・・・だったかな。Power PARTSで有るんですよ、クランク組み立て治具。あれ日本車にも使えるのかなぁ・・・(正直、欲しい)。

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99クランク、ACG側は0.003mmってトコ。
広島の内燃機屋さん、かなり優秀だな。

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プライマリー側は0.002mm。

こっちのクランクはPro Xコンロッドキット組み込みです。クランクピン側面の肉抜き方法が純正と違う以外は純正と同じ。取り外した純正コンロッドとビッグエンド、サイドワッシャーは98クランクへ移植(99クランクの方が使用時間が短い)。

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ACG側は98クランクの方が優秀だけど、測定誤差と言えなくもない(0.002mm)。

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プライマリー側も1/1000だけ98の方が精度が高い(でも誤差)。

一瞬「これ、98クランクを99ケースに組んだ方が良い99エンジンになるかな?」と思ったんですが、軸受の消耗も合わせて考えると元通り組んだ方が良いだろうね・・・って事で組み換えは無しで。


因みにクランクのサイドベアリングも98と99用で合計4つ注文したんですが、最初からついてるグリスを洗い流して点検してみたら結構バラつきがあって苦笑。NTN製なんでKOYOみたいに「アウターレース外周を修正してからじゃなきゃ使えない」なんて事にはならないんですけど、品質は似たよーなもんだなぁ。やはりNSKがベアリング最強か・・・。
もっともバラツキが少なく、かつ回転がスムーズな2個は99ケースに組み込みました。


99ケース組み立て作業と98ノックピン取り出し作業は明日・・・いや、明後日かな。
ケース組みあがった先の作業は車体待ち。

by godflooring | 2017-07-05 11:50 | 仕事 | Comments(0)
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