なんだコレ。

96RMX125(T型)作業中。
これまた非常に苦労しそうな作業内容が山積みでしてね…1例を挙げると「T型125の中身のままインナーチューブだけW型(98)250のへ変更出来ないか?」とかクラッチの動作が妙だとか。

うーん、なんだか無理筋だよなぁ…と思いつつ、可能性は探ってみようじゃないかと。
因みに他の作業はサイレンサーO/H、フロントブレーキ分解整備、クラッチワイヤー交換と言ったあたりで、そこらへんは楽勝。問題になりそうなのは上記フロントフォークとクラッチ、それとWERのステアリングダンパー装着。一応96RM125対応の製品なんだけど上手くいく気が最初から全くしないんだよなぁ…(RMXみたいにU字ブラケット固定方法なら不安は無かったんだけど)。


俺の予感はほぼ当たる・・・と言うのを今日も披露しようか。

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先ずは基本。

・WER製ステアリングダンパーの場合は本体のステーに対してタイロッドが直角になるのが望ましい(作動角が直角を起点に左右上限が有るから)。
・ハンドルストッパーが左右とも当たる位置まで第ロッドを伸ばしたり縮めたりして調整する。
・タイロッド調整範囲外ならハンドルストッパーが左右とも当たる位置にフレーム側ステーを固定する
・フレーム側ステー取付け部、タイロッド、ダンパー側ステーの横方向から見た位置関係は真っすぐ(ピロが斜めにならない事)
・アルミ製ステーに対して直接ピロを当てない(間にワッシャー兼ピロの動きを阻害しない大きさのスペーサーを挟む)事
・ステアリングを左右に切って、ハンドルストッパーやフレーム側ステー、ステアリングヘッドにステアリングダンパー構成部品が接触しない事

こんなもんだな。

以下、試行錯誤・・・・

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ECUのハーネスが思いっきりタイロッドに当たるので上にずらしてみたり(※取り回し変更で対応可能)、
スペーサーを多めに積んでもタイロッドがステムのロアブラケットに当たったり、
フレーム側固定ボルトの頭がハンドルストッパーに干渉したり

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干渉を回避しようとしたらタイロッド角度がすーぱー斜めになったり


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そもそもフレーム側固定ステーがフレームに密着しない(フレーム側溶接ビードが邪魔!)ので、説明書を読むと「削り過ぎない程度に溶接を削り取れ」とか無茶な事書いてあったり(※このRMはヘッドパイプ下からメインメンバーとガゼットの2重構造なのですよ)

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実質このステーを使うにはリベット止めしか無いんだけど、ステーに開いてる穴の位置が溶接部にばっちり一致して、結局自分で穴を開け直す必要があったり。

て言うかヘッドパイプ付近に穴を開けたくないんですけど?

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説明書読んだら「スズキ車はフレーム側ステーは溶接しろ」って書いてるけど、それってアルミ製ステーを鉄フレームに溶接しろとか無茶振りだったり。

これ作った人、絶対溶接固定してないだろ…(※技術的には可能らしいけど出来る人を私は知らない)。

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そんな訳で、ヘッドパイプのここらへんに5mm厚の鉄板を溶接してタイロッド固定ブラケットを新設する以外の方法が見当たらない。
うーん…これは一旦、棚上げせざるを得ない。


なんだかどっと疲れたし、ご飯食べよっと。

by godflooring | 2017-06-13 22:30 | 仕事 | Comments(2)
Commented by ゴロンパ at 2017-06-14 17:33 x
>「スズキ車はフレーム側ステーは溶接しろ」
 冷間溶接ですかね。物が高くて試したことないです。
Commented by godflooring at 2017-06-14 22:03
>ゴロンパさん
たぶん製品の時代でアルミと鋼材間の溶接に使える工法はYAGレーザー溶接しかないと思うんですけど、当時どころか現在でも一般的な溶接工法ではないので、多分メーカー自身溶接してないんじゃないかな~、と思っています。

さっき調べてみたら、異種間溶接が可能なベロメタルと言う製品が有るみたいですね(使い方はエキポシパテ的な使い方)。500gで6万円近くするんですけど、値段はさておき万能補修材みたいなので少し興味は有ります。まぁ買えませんが…(笑)。

今回は固定箇所の穴あけを工夫しながら鉄リベットの本数を増やして製品付属のアルミステーを固定する方向で落ち着きました。

ただ、サイレンサーボディやエアボックスみたいな車体にある程度固定される部品と異なり、常に動作するステアリング構成部品をリベットで固定するのは本当は良くないんですよ。本格対処するならヘッドパイプへ直接、鋼材で作ったステー溶接かなぁ。
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